レジェンド

【榎本喜八 バッティング解体新書】多くの名選手が天才打者として挙げる逸材【レジェンド編】

解説公開日
2023/07/26

榎本 喜八 えのもと きはち

東京都出身 1936年12月5日生まれ(享年75歳)

172cm71kg 左投左打

1952年、早稲田実業学校高等部に入学、 甲子園に3回の出場を果たす。

2年生の春には4番打者を務める。

1955年毎日オリオンズに入団、新人王獲得

1961年史上最年少24歳9ヶ月で1000本安打

1968年史上最年少31歳7ヶ月で2000本安打

首位打者2回(1960,1966)

最多安打4回(1960-1962,1966)

通算2314安打246本塁打 通算打率.298

安打の歴代記録に残る打者は 広角に打ち分ける打者が多かったが、 榎本は引っ張り打法の フルスイングにもかかわらず安打を積み重ね、 通算2314安打を記録した

多くの名選手が 選球眼が抜群だった

天才打者、神の領域と称える

優れた点

①無駄のないトップの作り方

・手は始めからトップ付近に構えて前足の踏み込みの力で割れを作る。着地した時点で左右バランスの良い重心

②レベル〜アッパー気味のバット軌道でスピンをかける

・早めにボールの軌道にバットを合わせてレベルにバットを出していき、ヘッドが加速するアッパー軌道でボールを捉えることで、打球速度を速くする

③前足の蹴りで遠くへ飛ばす

・しっかり着地した前足から地面の反発をもらい、バットを出すタイミングで強く後ろに蹴ることで、強い体の回転と、バットの加速を生む T